この裁判を通じ、朝鮮学校への不指定処分が、日本政府が一貫して続けてきた在日朝鮮人への差別政策に連なるものであること、日本政府が一貫して在日朝鮮人の民族教育を受ける権利を侵害してきたことを訴え、裁判所がこれらの事実に正面から向き合うことを期待してきました。
しかし、一審福岡地方裁判所小倉支部、二審福岡高等裁判所とも、元在校生らの思いに向き合うことなく請求を棄却し、最高裁もその判断を是認しました。
人権を護る最後の砦である裁判所が、国の違法性に目を向けず原告の主張を退けた不当判決に対して怒りを以て抗議します。
「私たちは最後まで闘う!」―。判決当日、生徒たちはもうすでに次の闘いへの決意を叫んでいました。私たちも、この『不当判決』を絶対に認めず、差別のない社会の実現に向け、全国の支援者とともに、勝利の日まで共に闘っていきます。
これからも 変わらぬご支援ご協力をお願いします。